うたのむこう

違和感をよく感じて生きています。これだ!って気持ちを大事にしたい。

バンクリについて考える

先日バンクリなるものに行ってきました。

そろそろバンクリって?

とあるアカペラグループから「バンクリに来てもらえますか?」と依頼を受けたときはそもそも<バンクリ>という言葉を知りませんでした。
何じゃそれ状態。

正式名称は<バンドクリニック>だそう。

 

合唱で日常的に使うのは<レッスン>ですが、単発の講習会では<クリニック>という言葉を用いることはあります。

<クリニック>にどういった意味が込められているのか。<レッスン>は技術をプラスし音楽付けをすること、それに対し<クリニック>には癖をマイナスしていき自由を獲得すること。クラシックの中での使い分けに関して私はこういうイメージを持っています。

 

なぜアカペラ界において<バンクリ>が使われるのか

アカペラにおいては、合唱に比べ歌い手以外の他者に意見をもらう機会は少ないからでしょうか。他人に指導やアドバイスされることに対する姿勢の違いが言葉に表れているような気がします。

 

先ほど『歌い手以外の他者に意見をもらう機会は少ない』と書いた中の<歌い手以外>というのはボイトレや指揮者以外に、共演者となる音楽経験の多いピアノなどの伴奏者も含みます。

またメンバーの中のピアノや合唱など音楽経験者も、音楽においての絶対的強者にはならないでしょう。クラシックの経験はそのまま全てPOPSの音楽づくりに活かすということはできないからです。

だから合唱界のような上下関係が形成されにくいように思いました。

 

もちろんサークル単位での音楽活動ではなく、その下部組織バンドでの活動で活動期間が短いというのもあるでしょう。

 

以上のようなことから一方的に意見を言われることや、そのままを倣うことに慣れていない。そういう経験が新鮮。という風に見受けられました。

 

だから<バンクリ>

<レッスン>ってクラシック経験者には聞きなれた言葉ですが、お稽古事より壁一枚向こうの言葉。

それよりバンドとくっついて省略された<バンクリ>の方がアカペラという音楽と身近な感じ。

 

だから合唱では<レッスン>がアカペラでは<バンクリ>が多用されているのかなと。

アカペラの人とビール片手に議論してみたいな。