うたのむこう

違和感をよく感じて生きています。これだ!って気持ちを大事にしたい。

アンサンブル

メンバー一人ひとりがどういう音楽を持っているか、がないとアンサンブルはなりたたない。

 

そもそもソロでも、イメージや湧き上がってくる感情など、とにかく歌や奏に乗せるものがなくては演奏は死んでしまう。

 

さらにアンサンブルは違いを集約していくという作業があるから楽しい。

いくつもあるパターンを試して方向性が決めたら細かいせめぎ合いが始まる。

歌いながらみんなが何をしたいか聴きとっていく。歌い終わるごとに言葉によっても共有する。

メンバーの数だけ視点があるから、細かく詰めていけるし、同時に世界観も広がっていく。

演奏がころころと変わっていく様子が楽しくて仕方がない。

 

 

しかし、このようなことを実現させるのは、難しいところもある。

それぞれが感じていることを表出できる、そして聴いてくれるという環境が必要だから。

 

人によってはソルフェージュ能力や発声、表現方法の基礎が無く演奏では表現できない人もいるだろう。

イメージをふくらますという経験が足りなくて、抽象的な言葉しか出てこない人もいるだろう。

 

それでも技術や経験に関係なく、イメージを拾い上げることが必要だと思う。

音楽理論的には間違ったイメージでもそれは深みを与えてくれるものとなる。

 

聴いてくださるお客さん全てが音楽的な知識と訓練された耳を持つわけではないのだから。