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うたのむこう

違和感をよく感じて生きています。これだ!って気持ちを大事にしたい。

人間ってあまりにも不確実だなって・・ [映画]100,000年後の安全

映画、100,000年後の安全

 

公開当初ーたしか3.11のことがもっと世間をにぎわせていた頃ーから気にはなっていた作品。

けれども、なんとなくそこには現実しかないという感覚があり、実際に見るための行動を起こすことはありませんでした。

 

ですがyoutubeで配信がはじまったので、ついに視聴しました。

都知事選の選挙期間中の配信ということで視聴前から、啓蒙、プロパガンダという意味あいを感じます。。

 

結果、やはりそこには現実がありました。現実しかありませんでした。

フィクションで原発の恐ろしさを知らしめるのではなく、現実に沿って一緒に疑問を抱いたり未来を予測しながら見れる作品。

 

私の印象に残ったのは原発うんぬんというより人そのものの不確実さ。

専門家たちが何よりも不安で予測が立たないのが、結局は人間なのです。

 

だから人間に対する対策を考える。それは正しいアプローチ方法であり、だからこそ原発の処理方法がうやむやなままに使用を続けることへの効果的な問題提起になるのですが…

 

観た後にまず心に残ったのは、「人間という種族はあまりにも不確実なものである」ということでした。

人の心、その好奇心のゆえに。

人の間に形成される環境ゆえに。

人がとる行動は予測がつきません。

 

地層よりも安定性のない人間。

どうすれば10万年という長きにわたり墓の静寂を守れるのかを考える人間の姿はどこか滑稽で。

そして思いやりに満ちていました。

 

しかし、その姿を見ていると人間の関わりの中に争いが起きないことなどあり得ないと感じてしまうのです。

 

10万年、墓は閉ざされたままその役割を全うできるのか。

 

私は、次から次へとそうでないだろう未来の人の暮らしの様子が思い浮かびます。

人間が滅ぶという未来以外は墓は暴かれてしまうのではないかと…

 

 

・・日本はそれ以前に埋めるのに安全な地質も、最終処分場になることを受け入れてくれるだろうコミュニティーがある土地もなく、彼らと同じ段階にはいません。

この映画がこのタイミングで無料配信されることはタイムリーで、視聴者を広げる結果となることでしょう。

これを見た日本人ひとりひとりが得た変化が、それぞれの生活の忙しさに一時的なものに留まってしまわないといいな。私も・・

 

100,000年後の安全 [DVD]

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